新聞記者卒業
〜オレがブンヤをやめたワケ〜


 価格:  1500円+税

 発行日: 1999年6月

 発行元: 第三書館

 毎日新聞、東京新聞と通算計8年にわたるブンヤ生活の総決算として、内部の目から新聞社の姿を書き綴ったものです。
 

 私は学生時代、さしたる明確な目的意識もなく、いわゆる「デモシカ記者」として、新聞社に入ったもんだと思い込み、そのことについても本の中でふれています。
 ところが就職活動に入る直前、当時はまだ共産圏だったポーランドで知り合った友人と、おととし現地で久しぶりに再会した際、この本を彼女に渡したとき、「トシアキはそのころから『ジャーナリストになりたい!』って言ってて、まだ、若いのに将来の夢をしっかりと持っているのに、感心したのよ」と言われたときにはびっくりしました。

 そんな青臭い志を、当時、自分が持っていたとは、まったく、記憶になかったからです。しかし、その友人がそう言うのですから、そうだったのでしょう。
 しかし、運命とは不思議なものです。
 この『「新聞記者」卒業』を出した後、私はブンヤ稼業から足を洗うつもりでいました。ところが、気がついてみると、書く媒体が、新聞から、本やこうしたインターネットに変わっただけで、「新聞記者卒業」どころか、「新聞記者出戻り」といった感じです。

 ただ、組織内新聞記者の8年間を通じて培った「ペンを握ることの志」だけは、この仕事をやっている限りは、絶対に失いたくないと思っています。

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